研究センター

2014年7月に医工学研究科に2つの研究センターを設置しました。
研究センターの目的は、本研究科に所属する研究者を中心に学内外の研究者・企業との共同研究および国際展開を推進することです。研究センターは、講座・研究分野の枠にとらわれず、プロジェクトに応じて参加する研究者で構成されています。

がん医工学センター

センター長 小玉 哲也

本邦におけるがんの罹患者数は2010年で800,000人を超え、その半数ががんで死亡数しております。がん医工学センターでは、がんの予防、診断および治療法に関する学問を体系化し、医工学の観点からがんの医工学を推進できる組織横断的な教育・研究体制を図り、がんに苦しむ患者の根絶を目的に研究活動をおこなっております。活動内容は以下の通りです。

  1. 最先端のがん医工学研究の促進
  2. 国際的な研究環境の整備
  3. 国際的な臨床試験体制の強化
  4. がん医工学の新学術領域の創生

医療機器創生開発センター

センター長 西條 芳文

革新的医療機器の開発とその国際展開は日本の命運を担う重要なテーマです。医療機器は医薬品と比較して、その種類が多く使用用途が多岐にわたるため、臨床ニーズを的確に反映した機器を個別に開発することが求められます。医療機器創生開発センターは、医療従事者の臨床ニーズに東北大学医工学研究科および関連部局の研究者が有する工学的シーズをマッチングさせます。また、医療機器のプロトタイプを作製し、東北大学病院臨床研究推進センターと連携することで、動物実験などの前臨床試験や臨床治験への展開を図ります。
活動内容は以下の通りです。

  1. 臨床ニーズと工学シーズのマッチング
  2. 医療機器のプロトタイプ作製
  3. 医療機器開発に関する産学連携の推進

未来社会健康デザインセンター