2018/12/21(医工学研究科)
当研究科の永富良一教授が共同で研究している研究について、日本学術振興会特別研究員SPD(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科)の北嶋康雄博士(元永富研究室特任助教、医学系研究科2014年3月修了)が、筋肉の幹細胞であるサテライト細胞の維持において、タンパク質分解系であるプロテアソーム系が必須であることを明らかにし、その研究成果が国際幹細胞学会(ISSCR)が発行する科学誌「Stem Cell Reports」に掲載されました。Stem Cell Reportsに本論文が掲載されたことは、高く評価されることであるとのことです。
本研究には、本学大学院医学系研究科神経内科学分野青木正志教授、鈴木直輝助教らが参加されております。本研究により、筋肉の幹細胞を正常に保つ仕組みの一端が明らかとなり、今後、筋肉の幹細胞研究や再生医療への応用が期待されます。
参照:
・Stem Cell Reports 論文掲載ページ
https://www.cell.com/stem-cell-reports/fulltext/S2213-6711(18)30432-6
・本研究に関するプレスリリース
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2018/11/press20181109-1-kinniku.html
・永富研究室Webサイト
http://www.sports.med.tohoku.ac.jp/index.html