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イベント

令和5年度 ひらめき☆ときめきサイエンス を開催しました

2023年8月29日

 8月9日(水)・10日(木) に東北大学星陵キャンパスの医工学実験棟にて、全国の高校生を対象に「令和5年度ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」を対面開催しました。「遺伝暗号を学ぶ DNA ストラップ作製と内視鏡手術操作で『生命科学・医工学』を体験」と題し、高校生の皆さんに大学院医工学研究科の講義室や実習室で夏休みの一日を過ごし、自ら手を動かして体験していただくプログラムです。
 
 今年も 15名 ×2日間の定員はすぐに満席となりましたが、7月に 4年ぶりに参加制限なしでフル開催したオープンキャンパスで来学した人が多かったためか、今年は遠方よりも県内や隣県からの参加申込み割合が増えました。残念ながら 3名欠席が生じたものの、宮城・岩手・秋田・山形・福島・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・兵庫の 1都 10県の 17校から 27名の高校生が受講し、うち 8割以上が女子でした。仙台では懸念していた台風の影響もなく好天に恵まれ、お揃いの東北大学の紫のTシャツを着た講師・TA(大学院生)が来場者をお迎えしました。両日とも真夏日となり、途中で体調を崩して一時退室した人がいましたが、午後には回復し、事故や怪我はなく今年もプログラムを終えることができました。
 
 午前中は医工学実験棟 2階の講義室で生命科学のセントラルドグマと新型コロナウイルス関する講義を聴講し、自分の好きな文字列の遺伝暗号をコードするオリジナル DNA ストラップを作りました。別棟の昼食会場でお弁当を食べた後、交流会場に移動して班ごとに高校生と研究者・大学院生が自由に懇談し、学内の参加者からはそれぞれ自分が取り組んでいる研究内容を紹介してもらいました。科研費や研究者育成支援の制度についてもご説明しました。
 後半は主会場に戻って白衣を着用し、1階の手術室見学では全身麻酔下の外科手術や集中治療室で使われている医療機器の実物に触れていただきました。内視鏡手術器具や、電気メス・超音波デバイスなどを扱う手術操作も行い、治療機器の構造や原理を学びました。修了式では田中徹副研究科長より受講生全員に修了証書(未来博士号)が授与されました。
 
DNAストラップ作製
手術室見学
治療機器操作体験