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お知らせ

「蛍光・偏光顕微鏡組立実習」を開催しました

2024年2月28日

2月23日 (金・祝) 午後 〜 24日 (土) に第14回トランスグレード実習講座「蛍光・偏光顕微鏡組立実習」を星陵キャンパスの医工学実験棟で対面開催しました。
 
トランスグレード高度教養教育は、中高生から社会人まで幅広い世代が学年の枠を越えて共に学び合う協働教育の試みです。
顕微鏡組立の実習講座は、コロナ禍で2020年度からオンライン開催してきましたが、今年は学外の方にも東北大学の実習会場にお越しいただき、久しぶりに本来の実施形態で昼食交流会も含めて実施できました。今回は応募者多数のため当初 24名の定員を30名まで増枠して受け入れ、宮城県内の中学校 2校・高校 5校と中等教育学校・高等専門学校各 1校、隣県も含む他大学 2校の生徒・学生・教員の皆さんと、本学の学部学生・大学院生が一緒に受講しました。初対面同士で同じ学年の人が全くいない 4〜5名の班に組み分けを行い、TA が1名ずつ付いて1日半の実習に取り組みました。
 
実習では、1日目に組み立てた透過型の明視野顕微鏡でマイクロスケールの目盛りや自分の口腔内粘膜上皮細胞、遊泳する微生物 3種を観察し、2日目には偏光顕微鏡・落射型顕微鏡・蛍光顕微鏡に順に組み換えて、岩石標本や工業製品、蛍光二重染色した2 種の腫瘍細胞、葉緑体の自家蛍光などの観察を行いました。年齢・世代や専門分野が異なる参加者が協力して沢山の静止画や動画を撮影し、その成果を班ごとに披露していただきましたが、素晴らしい作品の数々に圧倒されました。今回は、カラーカメラで撮影するだけでなく、白い壁やホワイトボードに投影してより広い視野でも観察しました。1日目の午前中と夕方には、希望者を対象に医工学実習室の様々な顕微鏡を見学するオプショナルツアーも実施し、こちらも大変好評でした。顕微鏡の構造と機能、蛍光・偏光の原理について、”トランスグレードな”体験を通して学んでいただくことができました。
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本件に関するお問い合わせ先:
医工学研究科社会人技術者再教育プログラム推進室 沼山 恵子
TEL:022-718-5903
E-mail:num*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
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