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お知らせ

発生生物学実習講座(ウズラ胚の実体顕微鏡観察)を開催しました

2024年3月26日

3月23日 (土)・ 24日 (日) の両日、第15回トランスグレード実習講座「ウズラ胚の実体顕微鏡観察」を星陵キャンパスの医工学実験棟で対面開催しました。
 
トランスグレード高度教養教育は、中高生から社会人まで幅広い世代が学年の枠を越えて共に学び合う協働教育の試みです。今年度は 3つの実習講座を開講してきましたが、3月はウズラの初期胚を実体顕微鏡を用いて観察する発生生物学実習を行いました。ヒトと同じ恒温動物で2心房・2心室の心臓を持つ鳥類の身体が作られていく「発生」の過程を、1人1台の実体顕微鏡を用いて観察する1日の実習講座です。
 
今回は、北海道・静岡・東京・茨城・秋田など遠方からも沢山お申込みをいただき、中学3年生・高校生・高専生・大学院生・大学教員・高校教員・一般の社会人の方など、2日間で 44名が受講されました。ほとんどが初対面同士で学年や世代の異なる人から構成される 5〜6名のグループに TA 1名がつき、孵卵開始から 2日目・4日目・8日目のウズラの有精卵から胚を取り出して、実体顕微鏡下で観察・解剖する実習に取り組みました。昼食休憩時の交流会と実験後のグループディスカッションでは活発な意見交換を行いました。遺伝情報を元に鳥類胚が短期間で劇的に大きくなり、脳・神経系や眼・耳・鼻・顎など顔面が形成され、循環器・呼吸器・消化器・泌尿器などの内臓が作られ、肢芽から四肢ができていく過程について、実物を見る体験を通して、生命の神秘・いのちの尊厳について考えていただくことができました。
 
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本件に関するお問い合わせ先:
医工学研究科社会人技術者再教育プログラム推進室 沼山 恵子
TEL:022-718-5903
E-mail:num*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
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