当ページでは、JavaScriptを使用しております。
ご使用のブラウザのJavaScript機能を有効にして、ページを再読込してください。

お知らせ

令和6年度 ひらめき☆ときめきサイエンス を開催しました

2024年8月19日

 8月9日(金)・10日(土) に東北大学星陵キャンパスの医工学実験棟を主会場に「令和6年度ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」を開催しました。高校生の皆さんが「遺伝暗号を学ぶ DNA ストラップ作製と内視鏡手術操作で『生命科学・医工学』を体験」するプログラムです。
 今年も 15名 ×2日間の定員はすぐに満席となり、申込み後に都合がつかなくなった人の分はキャンセル待ちの希望者を補充しました。残念ながら当日の発熱と体調不良による欠席が 2名ありましたが、宮城・岩手・茨城・栃木・群馬・埼玉・東京・神奈川の 1都 7県 及び 米国の 19校から 28名の高校生が来場しました。今年は受講生の 6割が女子でした。
 
 お揃いの東北大学の紫のTシャツを着た TA(大学院生)のべ 10名と講師が来場者をお迎えし、午前中は医工学実験棟 2階の講義室で新型コロナウイルスの分子生物学について講義を聴講した後、自分の好きな文字列の遺伝暗号をコードする塩基配列のオリジナル DNA ストラップを作りました。
 昼食時は別棟に移動してお弁当を食べ、班ごとの交流会にはのべ 9名の学内教員・研究者が加わって、高校生と医工学関連の研究者・大学院生が自由に懇談しました。全体の研究紹介では、学内の参加者からそれぞれの研究内容を紹介してもらい、科研費や研究者育成支援の制度についてもご説明しました。
 後半は主会場に戻って白衣を着用し、1階の手術室見学では全身麻酔下の外科手術や集中治療室で使われている医療機器の実物に触れていただきました。内視鏡手術用の鉗子類・クリップや高周波焼灼装置(電気メス)・超音波切開凝固装置・吸引切除装置などを扱う手術操作の体験も行い、治療機器の構造や原理を学びました。
 夕方の修了式では、西條研究科長より受講生全員に修了証書(未来博士号)が授与されました。
 
 両日とも真夏日になり、2日目に一時雨が降ったものの、台風や地震の影響は受けず、事故や怪我もなく無事にプログラムを終えることができました。大学院医工学研究科の講義室や実習室で夏休みの一日を過ごし、先生方や大学院生から直接お話を聴いた高校生達は、大学での研究や医工学を身近に感じ、多くの生徒さんが、将来自分も研究をしてみたいとアンケートに回答してくれました。
 
本プログラムは、JSPS 科研費 JP24HT0009 の助成を受けたものです。
 
 

DNAストラップ作製

 

研究者・大学院生との交流会

 

内視鏡手術操作体験