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お知らせ

「小動物を用いた画像診断実習」を開催しました

2024年12月25日

 12月21日 (土) ・ 22日 (日) の両日、星陵キャンパスの医工学実験棟にて 第17回トランスグレード実習講座「小動物を用いた画像診断実習」を開催しました。
 
 トランスグレード高度教養教育は、中高生から社会人まで幅広い世代が学年の枠を越えて共に学び合う協働教育の試みです。今回は、哺乳類のモデル動物であるマウスを用いて画像診断を体験していただく実習講座を「トランスグレード」形式で実施しました。
 高校生以上を対象に受講者を募ったところ、定員を遙かに越えるお申込みがあり、最終的に 26名に受講いただきました。宮城県内の高校 5校と中等教育学校・高等専門学校の生徒・学生の皆さんと、医療機器メーカー等の企業・団体の技術者、フリーランスでお仕事されている方、医師・歯科医師・獣医師(大学院生を含む)や本学の技術系職員など学内外の社会人の方々が、4名程度の小グループに分かれて一緒に実習に取り組みました。
 
 動物実験の倫理と、画像診断装置の種類やしくみ・原理について講師から解説した後、体重測定と麻酔導入から実習を開始し、小動物用 MRI・腹部超音波(エコー)検査・血流観察 & X線 CT 読影の各コーナーをグループごとに順に回って、医用画像の撮像や解析を体験していただきました。受講者の半数以上が初めて実験動物に触れる方でしたが、年齢や専門分野、知識・経験の全く異なる人と協働して同じ実験に真剣に取り組み、それぞれの立場で動物の命について考え、現代の医療を支えている工学技術(医工学)についても知っていただく機会となりました。昼食休憩時の交流会でも活発な意見交換が行われ、受講後のアンケートも参加者全員がご協力くださいました。頂戴したご意見・ご感想とアンケート結果は、トランスグレード教育の効果検証と今後の企画・実習開発に活かします。
 
本実習講座は、JSPS 科研費 JP24K06376 の助成を受けて開催したものです。
動物実験教育研修計画 承認番号:2023医工教-001
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本件に関するお問い合わせ先:
 医工学研究科社会人技術者再教育プログラム推進室 沼山 恵子
 TEL:022-718-5903
 E-mail:num*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
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