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お知らせ

「蛍光・偏光顕微鏡組立実習」を開催しました

2026年1月16日

 1月10日 (土) 午後 〜 11日 (日) に第20回トランスグレード実習講座「蛍光・偏光顕微鏡組立実習」を星陵キャンパスの医工学実験棟にて開催しました。
 
 トランスグレード高度教養教育は、中高生から社会人まで幅広い世代が学年の枠を越えて共に学び合う協働教育の試みです。今年度は 3つの実習講座を開講予定ですが、1月は、少人数のグループで明視野/偏光/金属/蛍光の 4種類の顕微鏡を組み立てて様々な試料を観察する実習を行いました。
 今回は中学2年生から60代の方まで28名に受講いただき、親子での参加も3組ありました。高等学校・中等教育学校 計7校の生徒 11名・教員 3名と学外の社会人 2名、本学の研究生(海外からの留学生)・大学院生・教職員 12名が 6グループに分かれて、TAが1名ずつ付き、医工学実習室・医工学共同講義室を会場に1日半の実習に取り組みました。
 1日目は顕微鏡の原理の説明の後、透過型の明視野顕微鏡を組み立て、マイクロスケールとボルボックス・ユーグレナ・線虫が遊泳する様子を観察し、静止画・動画を撮影しました。自分の口腔内粘膜上皮細胞を観察したグループもあります。2日目は前日の成果発表後、偏光板を用いた原理の説明を行い、偏光顕微鏡に組み換えて、岩石薄片や複屈折を持つプラスチックの偏光を観察しました。カメラを外してスクリーンに投影もしてみました。続いて、落射型の金属顕微鏡に組み換えて、各自が持ち寄った不透明な試料を観察し、お札のマイクロ文字や硬貨・クレジットカードの表面、歯ブラシの先端など、各グループで撮影した画像を披露していただきました。昼食交流会ではお弁当を食べながら意見交換を行い、医工学研究科についてもご紹介しました。午後はレーザーポインターを用いて蛍光の原理を体験してから、蛍光ミラーユニットを組み立てて蛍光顕微鏡に組み換え、アクチン繊維を緑色、DNAを赤色に蛍光染色した2種類の培養細胞を観察し、緑の細胞骨格と赤い核の蛍光画像を撮影して画像を合成(重ね合わせ)しました。ボルボックスやユーグレナの葉緑体の自家蛍光を観察して動画を発表したグループもありました。年齢・世代や専門分野が異なる参加者が協働して実験を進め、顕微鏡の構造や蛍光・偏光の原理を楽しく学んでいただきました。
1日目の午前・夕方に開催した希望者対象のオプショナルツアー「どんな顕微鏡があるか見てみよう!」では、医工学実習室の画像解析室・細胞培養室・手術室に設置されている正立双眼顕微鏡・倒立蛍光位相差顕微鏡・暗視野実体顕微鏡・手術用顕微鏡など、研究や臨床の現場で使用されている様々な顕微鏡を実際に覗いていただき、大変好評でした。
 
本実習講座は、JSPS 科研費 JP24K06376 の助成を受けて実施しました。
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本件に関するお問い合わせ先:
 医工学研究科社会人技術者再教育プログラム推進室 沼山 恵子
 TEL:022-718-5903
 E-mail:num*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)