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プレスリリース

入院高齢者における骨格筋量と治療後の経口摂取能力の関連:骨格筋量が少ない患者は経口摂取能力の回復が低下する

2023年3月17日

【本学研究者情報】

〇医工学研究科 助教 中尾真理
研究室ウェブサイト

【研究のポイント】

  • 人口の高齢化に伴い、筋肉量が減少するサルコペニアや、食べ物を上手く食べられない・飲み込めないといった嚥下障害が問題となっている。
  • 今回、入院高齢者の入院時骨格筋量が少ないと、治療後の経口摂取能力(口からものを食べて栄養を摂る能力)の回復が低下することが示された。
  • 嚥下障害が低栄養の原因となる一方、骨格筋減少がその後の嚥下障害と関連することを初めて示す重要な報告である。

【概要】

一般に高齢になるにつれて、筋肉量が減少するサルコペニアと呼ばれる病態や、食べ物を上手く食べられない・飲み込めないといった嚥下障害が問題となってきます。嚥下障害は、加齢による喉の筋肉の量・機能の低下によって引き起こされると考えられていますが、筋肉量の減少と嚥下障害との関係については、これまではっきりとした結論は出ていませんでした。東北大学大学院医工学研究科のリハビリテーション医工学分野中尾真理助教、出江紳一教授らのグループは、今回初めて、入院高齢者の入院時骨格筋量が少ないと、治療後の経口摂取能力の回復が低下していること示しました。本研究は嚥下障害が低栄養の原因となる一方、骨格筋減少がその後の嚥下障害に関連することを初めて示す重要な報告です。

 

本研究成果は、2023年3月2日Healthcare誌(電子版)に掲載されました。

 

 

 

図1.支援機器開発をめぐる課題

 

 

詳細(プレスリリース本文)

【お問い合わせ先】

(研究に関すること)
東北大学大学院医工学研究科リハビリテーション医工学分野
助教 中尾 真理 (なかお まり)
電話番号: 022-717-7338
Eメール: mari.nakao.d4*tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)

(取材に関すること)
東北大学大学院医工学研究科
電話番号: 022-795-5826
Eメール:  bme-pr*grp.tohoku.ac.jp
(*を@に置き換えてください)