神経・筋・骨・関節疾患に起因する精神・身体機能、生活活動、および社会参加上の障害を予防し、最小化するための医学・工学の融合技術を研究し、その成果を社会に還元します。具体的には非侵襲的脳刺激技術による可塑的変化の誘導、動作解析技術と計算論的神経科学を応用した運動の最適化、情報工学技術の応用による地域リハビリテーションシステムの構築、さらにこれらの技術やシステムを用いた患者中心医療を実践するための心理社会的介入技術の研究を行います。
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回復する身体と脳:非侵襲的脳刺激の教育研究
リハスタッフのためのコーチング活用ガイド:医療福祉分野のコミュニケーションとマネジメント
スポーツや日常生活にはさまざまな体の「動き」があります。その質や量を高めることが成功や健康につながります。一方「動き」の質や量が低下していくと、自立した生活が困難になります。当分野ではさまざまな医工学的技術を駆使して「動き」の評価とその質の向上と低下に関わるメカニズムを追求しています。
医療福祉工学の発展には、新たなセンサやアクチュエータの創製、システムや情報処理技術の高度化が重要な課題となります。本研究分野ではセンサやアクチュエータの設計や製作、それらに計測・自動制御やメカトロニクスなどの技術の組み込み、さらに情報処理技術の高度化の研究も行い、新たなシステムの開発研究などに取り組み、医療福祉工学に関連する教育と研究を行っていきます。
運動系や感覚系の機能障害に対する支援・代行技術,治療・リハビリテーション技術等に関する研究を行う。特に,機能的電気刺激(FES)技術,慣性センサによる運動計測技術を応用し,脊髄損傷や脳血管障害等による運動機能麻痺、感覚機能障害に対するリハビリテーション装置,動作支援装置を,日常でも利用可能なウェアラブルシステムとして実現するための研究開発を行う。また,これらの医工学的基盤技術の開発を行うともに,人(脳)-コンピュータ間の相互作用を考慮したシステムへの展開を図り,先進的医療・福祉システムの実現を目指す。
安全安心な生活や,高齢者及び障害者の自立した生活の実現のためには,生命・生活を支援する新しい工学技術分野(ライフサポート工学)の確立が必要である.本研究分野では,転倒機構の解明や転倒防止のための靴・床の開発,歩行安定性評価手法の開発,高性能なスポーツ用品や生活用品の開発などを通じて,ライフサポート工学に関連する教育と研究を行う。