教育課程

医工学研究科には医工学専攻博士前期2年の課程および後期3年の課程が設置され、それぞれ修士(医工学)および博士(医工学)の学位を取得することができます。

コース編成

将来の進路に応じて前期2年の課程に基礎医工学コース、応用医工学コース、医療機器創生コースの3つのコースからなるカリキュラムを用意します。各コースの目的は以下のとおりです。

コース編成

基礎医工学コース

  • 工学の知識と技術を用いて医学、生物学の基礎の学理の解明を目指す医工学研究者を育成することを目的とする。
  • 基本となる学理を深く理解し、発展させ得る基礎研究能力を習得する。
  • 世界的レベルの修士研究・博士研究を展開させることにより世界最高水準の研究者となることを期待する。
  • 国際アイテネラント教育(海外協定校への短期遍歴留学)や国際インターンシップ(海外企業等での研修)などを推進して、国際的な医工学研究ネットワークに参加する機会を提供する。

応用医工学コース

  • 新しい診断・治療技術の研究開発を目指す指導的人材の育成を目的とする。
  • 診断・治療に結びつく可能性のある技術の基本となる学理を理解し、これを実用的な技術に展開する能力を涵養する。
  • 前期課程での修了を視野にいれ、学部レベルでの教育との一貫性を考慮する。
  • 修士研究においては隣接する他分野の研究者・技術者と協力関係を構築し学際的研究・開発を主導することができる能力の育成を目指す。
  • 博士進学者には国際的な視野に基づき実用化に向けた研究に参加することを期待する。
  • 我が国医療産業の弱点である世界市場への展開を積極的に担う国際的人材をつくるために、国際的な医工学ネットワークに国際インターンシップ(海外企業等での研修)などを推通じて参加する。

医療機器創生コース

  • 新しい医療機器や医療技術の開発と、それらのグローバルな展開に資する人材を育成することを目的とする。
  • 医工学の基本の学理と技術を理解・習得する。
  • 医療現場の観察や国内外インターンシップ等を通じて未解決医療ニーズの探索および評価能力を涵養する。
  • 医工学に関係する国内外の保健医療制度や医療機器等に関する規制などの法律、倫理、経済、ビジネスおよびSDGsなどの社会課題について理解する。
  • 日本の医療産業の弱点である世界市場への展開を積極的に担う国際的人材をつくるために、国際的な医療機器イノベーションのネットワークに国際インターンシップ(海外の大学・研究機関、企業等での研修)などを通じて参加する。