分野紹介:社会医工学

社会医工学講座では,社会医療システムの改革をめざす技術革新及びその応用に関する教育研究を行います。このため,社会医工学講座には以下の分野を設置しています。

リハビリテーション医工学

脳と身体の回復を支援する技術

教授  出江 紳一 教授 出江 紳一

神経・筋・骨・関節疾患に起因する精神・身体機能、生活活動、および社会参加上の障害を予防し、最小化するための医学・工学の融合技術を研究し、その成果を社会に還元します。具体的には非侵襲的脳刺激技術による可塑的変化の誘導、動作解析技術と計算論的神経科学を応用した運動の最適化、情報工学技術の応用による地域リハビリテーションシステムの構築、さらにこれらの技術やシステムを用いた患者中心医療を実践するための心理社会的介入技術の研究を行います。

出江教授の講義
(コーチング技能を活用した院生指導
-実施日:2016.12.09、全42分)

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研究室サイト
回復する身体と脳:非侵襲的脳刺激の教育研究

回復する身体と脳:非侵襲的脳刺激の教育研究

リハスタッフのためのコーチング活用ガイド:医療福祉分野のコミュニケーションとマネジメント

リハスタッフのためのコーチング活用ガイド:医療福祉分野のコミュニケーションとマネジメント

健康維持増進医工学

健康とスポーツの医工学

教授  永富 良一 教授 永富 良一
助教  門間 陽樹 助教 門間 陽樹

スポーツや日常生活にはさまざまな体の「動き」があります。その質や量を高めることが成功や健康につながります。一方「動き」の質や量が低下していくと、自立した生活が困難になります。当分野ではさまざまな医工学的技術を駆使して「動き」の評価とその質の向上と低下に関わるメカニズムを追求しています。

  1. 骨格筋における損傷からの回復のメカニズムと回復効率に関連する要因の解明
  2. 筋肉減少症(サルコペニア)の原因と対策
  3. 身体活動・体力と健康障害
  4. 効率的な動作とその評価
研究室サイト
身体活動レベル・体力と医療費の関連

身体活動レベル・体力と医療費の関連

筋芽細胞の未分化維持因子PS-1の抑制による筋分化促進

筋芽細胞の未分化維持因子PS-1の抑制による筋分化促進

スキーの酸素摂取量測定

スキーの酸素摂取量測定

医療福祉工学

「やさしさ」を先端技術で創出する医療福祉工学

教授  田中 真美 教授 田中 真美

医療福祉工学の発展には、新たなセンサやアクチュエータの創製、システムや情報処理技術の高度化が重要な課題となります。本研究分野ではセンサやアクチュエータの設計や製作、それらに計測・自動制御やメカトロニクスなどの技術の組み込み、さらに情報処理技術の高度化の研究も行い、新たなシステムの開発研究などに取り組み、医療福祉工学に関連する教育と研究を行っていきます。

  1. 医療・福祉・健康に関するQOL テクノロジーの創出
  2. 触覚機能を有するセンサシステムの開発に関する研究
研究室サイト
皮膚状態計測用センサ

皮膚状態計測用センサ

点字読み取り用センサシステム

点字読み取り用センサシステム

神経電子医工学

運動機能の補助・再建,リハ支援のための計測・制御技術

教授  渡邉 高志 教授 渡邉 高志

運動系や感覚系の機能障害に対する支援・代行技術,治療・リハビリテーション技術等に関する研究を行う。特に,機能的電気刺激(FES)技術,慣性センサによる運動計測技術を応用し,脊髄損傷や脳血管障害等による運動機能麻痺、感覚機能障害に対するリハビリテーション装置,動作支援装置を,日常でも利用可能なウェアラブルシステムとして実現するための研究開発を行う。また,これらの医工学的基盤技術の開発を行うともに,人(脳)-コンピュータ間の相互作用を考慮したシステムへの展開を図り,先進的医療・福祉システムの実現を目指す。

  1. 機能的電気刺激(FES)による麻痺肢の動作制御に関する研究
  2. ウェアラブル運動計測システムの開発と運動機能評価への応用
  3. 機能的電気刺激(FES)を利用した運動リハビリテーションシステムの開発
研究室サイト
ウェアラブル運動計測システムの開発と運動機能評価への応用

ウェアラブル運動計測システムの開発と運動機能評価への応用

FESリハビリテーションシステムの開発(歩行リハビリテーションとFES足こぎ車いすリハビリテーションへの応用)

FESリハビリテーションシステムの開発(歩行リハビリテーションとFES足こぎ車いすリハビリテーションへの応用)

近未来生命情報工学

発生の場からみた生命の解明と生命情報工学への応用

教授  木村 芳孝 教授 木村 芳孝

現代社会の環境の悪化は、地球温暖化だけではなく我々の体や精神も確実にむしばみつつある。小児ぜんそくやアレルギーの増加、学童期の自閉症の増加、若年性糖尿病の増加が世界中で見られ、未来への警告とし無視できない段階に達している。最近、これらの疾患の多くの部分が、ジャンクフードの過剰摂取やストレスをはじめとする妊娠中の母体を取り巻く住環境の悪化が原因であることが解ってきた。本研究室では、母体の環境と胎児の病気の関係を臨床研究やマウスを用いた動物実験,遺伝子解析などを通して解明し、複雑系システム工学を駆使して母体から得られるかすかな胎児情報を計測、制御する近未来の医療工学を探る。

研究室サイト

2016年10月21日開催サイエンスカフェ「産まれる前から心電図~胎児心電図を病室内で測れるようにする~」

サイエンスカフェの詳細
マウス胎仔を用いた胎児機能不全モデル(脳性麻痺モデルと遺伝子ネットワーク解析) マウス胎仔を用いた胎児機能不全モデル(脳性麻痺モデルと遺伝子ネットワーク解析)

マウス胎仔を用いた胎児機能不全モデル
(脳性麻痺モデルと遺伝子ネットワーク解析)

ライフサポート工学

安全安心な社会を実現する生命・生活支援工学

准教授  山口 健 准教授 山口 健

安全安心な生活や,高齢者及び障害者の自立した生活の実現のためには,生命・生活を支援する新しい工学技術分野(ライフサポート工学)の確立が必要である.本研究分野では,転倒機構の解明や転倒防止のための靴・床の開発,歩行安定性評価手法の開発,高性能なスポーツ用品や生活用品の開発などを通じて,ライフサポート工学に関連する教育と研究を行う。

  1. 歩行安定性に関するバイオメカニクス研究
  2. すべり転倒機構の解明に関する研究
  3. 超耐滑靴底及び床の開発に関する研究
研究室サイト
すべり転倒機構の解明

すべり転倒機構の解明

超耐滑靴底意匠の開発

超耐滑靴底意匠の開発